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フォルダ構成:ローカルZettelkastenワークフロー

日記プラグイン(音声入力でハードルを下げ、蓄積したエントリをAIにレビューさせる)を紹介した前章に続き、この章ではObsidianをインストールした後によくある壁、フォルダの整理方法について扱います。


なぜフォルダ構成を計画するのか

計画なしに使い始めると、よくある結果はこうです:Obsidianを使い始めるとき、「仕事」「勉強」「読書」「一時的」…といったフォルダを適当に作ります。どんどん増えていくと、どこに何を置いたか覚えられず、毎回検索することになり、フォルダが役に立たなくなります。

あるいは、もう一方の極端に走ることもあります:「仕事/プロジェクトA/会議メモ/2026/Q1」のような階層を設計するのに多くの時間を費やします。綿密に計画しますが、2ヶ月もするとメンテナンスコストが高すぎると感じます。新しいものをどこに置けばいいかわからず、結局ルートディレクトリにすべてが山積みになります。

フォルダ計画の目的は、保管庫をきれいに見せることではなく、保存と検索の両方をスムーズにすることです。


よく知られた手法の概要

私自身のアプローチを紹介する前に、2つの有名な手法を簡単に見ておきましょう。存在を知っているだけで構いません。

PARA

PARAは、プロダクティビティブロガーのTiago Forteによる手法で、4つのフォルダから成ります:Projects(進行中のプロジェクト)、Areas(長期的な責任領域)、Resources(参考資料)、Archives(アーカイブ)。

論理は明確で、かなり人気があります。問題は境界があいまいなことです。何かをAreasとResourcesのどちらに属するか迷うことがよくあります。判断に時間がかかり、長く続けると挫折しやすいです。

Zettelkasten

ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが考案したもので、核となる考え方は:各ノートは単一のアイデアを捉え、番号で識別され、リンクを通じてネットワークを形成します。フォルダ分類に頼らず、ノート間のつながりに依存します。

深い知識の蓄積には優れていますが、参入障壁が高く、メンテナンスコストも低くありません。日常のワークフローの主要な枠組みとしては適していません。


私のアプローチ:5つのフォルダ+1つのルール

そんな複雑さは必要ありません。以下は、私が十分で維持しやすいと感じている構成です。

フォルダ構成

00-Inbox/
01-Notes/
02-Templates/
04-Output/
07-Diary/

必要に応じてプロジェクトフォルダ(例:「08-リノベーション」「09-英語学習」)を作成し、完了したらアーカイブまたは削除することもできます。


00-Inbox:まずはすべてここに入れる

これはシステム全体の入り口です。

ブラウザのクリップ、音声で書き起こしたアイデア、雑多なメモ、未処理の資料——何であれ、まずはすべてインボックスに放り込みます

収集時に分類する時間はかけません。まずは取り込むこと。インボックスの価値は、記録の摩擦を減らすことにあります。「これはどこに置くべきか」と考えずに、ただ入れるだけでいいのです。

ただし、インボックスには黄金のルールがあります:入れたものは定期的に処理しなければならない

数日おき(または週に一度)、インボックスを確認して、適切な場所に振り分けます。ノートはノートフォルダへ、不要なものは削除、記事にしたいものは出力フォルダへ移動します。

インボックスは倉庫ではありません。無制限に溜め込んではいけません。3ヶ月前のアイテムがまだインボックスに手つかずで残っているなら、このワークフローはまだ機能していないということです。


01-Notes:カテゴリなし、フラット配置

これが、このシステム全体で従来のアプローチと最も異なる点です。

ノートフォルダ内では、サブフォルダを作成せず、すべてのノートを単一階層にフラットに配置します

読書ノート、議事録、学んだ概念、アイデアの展開——すべて一緒に、テーマ別にも時系列にもせず、ただ大きな一つのフラットな層にします。

なぜこうするのか?

なぜなら、AI時代においては、分類よりも検索が重要だからです。ノートを「経済学/マクロ/金融政策」の下に置こうが、ルートディレクトリに置こうが、AI検索にとっては違いがありません。AIはフォルダパスではなく、内容を理解して探し出します。

そして、手動分類に費やす時間は純粋なメンテナンスコストです——どこに置くか考え、どこに置いたか覚え、後で見つけられないという時間です。

フラット配置では、ノートの発見は検索に依存します。AIは全文検索ができ、「確かあのサブフォルダのどこかに…」と記憶するよりはるかに信頼できます。


04-Output:外部向けのコンテンツ

このフォルダには、外部向けに書くコンテンツを入れます:WeChat公式アカウントの記事、ブログ記事、正式なレポート、他人のために整理したドキュメントなど。

ノートフォルダとの違いは対象読者です。ノートは自分のためであり、完全である必要もきれいである必要もなく、記録されていれば十分です。出力は他人が見るため、または保存しておきたい完成したコンテンツです。

分離することの利点:出力フォルダを開くと、比較的完成されたコンテンツだけが表示され、下書きや断片に邪魔されません。


07-Diary:分離し、ノートと混ぜない

日記は別のフォルダに入れます。

日記エントリは日付で生成されるファイルであり、その数は時間とともに線形に増加します。前述の通り、日記プラグインで保存先パスを設定し、専用の場所にまとめておくことをお勧めします。

ノートと分離する理由は単純です:日記の使用目的はノートとは異なります。日記は時系列で閲覧し、ノートはキーワードで検索します。混ぜると互いに干渉します。


プロジェクトフォルダ:必要に応じて作成し、完了したらアーカイブ

リノベーション、転職、スキル習得など、明確な時間的区切りがあるものには、専用のフォルダを作り、関連ファイルをすべてまとめて集中して閲覧できるようにします。

プロジェクト完了後は、フォルダをアーカイブまたは削除します。永遠にスペースを占有させ、別のゴミの山にしないでください。


AI時代にフラット配置が優れている理由

従来のフォルダ分類の論理は「手動ブラウジング」に基づいています——フォルダ構造を使ってどこに何があるかを記憶する必要があるため、分類して階層を構築します。

しかし、今は違います。

Obsidianの全文検索+AIの意味理解は、すでに「ものを探す」シナリオのほとんどをカバーできます。 ノートのファイル名は覚えていなくても、大まかに何についてかは覚えている——それで十分です。いくつかのキーワードを検索するか、AIに見つけてもらいましょう。

この前提の下では、細かい分類の限界的なメリットは非常に小さくなりますが、メンテナンスコストは残り続けます。

フォルダ構造が複雑であればあるほど、次のことを意味します:

  • 何かを入れるときに、もう一段階考える必要がある(これはどこに入るのか?)
  • しばらくするとどこに置いたか忘れる
  • システムに一貫性がなくなり、構造の外に浮遊するものが出てくる

逆に、構造がシンプルであればあるほど、メンテナンスコストは低くなり、継続できる可能性は高まります。一貫して動き続けるシンプルなシステムは、途中で放棄される洗練されたシステムよりもはるかに価値があります。


まとめ

今日扱った内容:

  1. フォルダ計画の核心的な目的:保存と検索の両方をスムーズにすることであり、見た目のためではない
  2. 知っておくべき有名な手法:PARAとZettelkastenにはそれぞれ用途があるが、一般ユーザーにはメンテナンスコストが高い
  3. 私のアプローチ:5つのフォルダ+1つのルール
    • 00-Inbox:まずはすべてここに入れ、定期的に処理する
    • 01-Notes:フラット配置、カテゴリなし
    • 04-Output:外部向けの完成されたコンテンツ
    • 07-Diary:分離し、ノートと混ぜない
    • プロジェクトフォルダ:必要に応じて作成し、完了したらアーカイブ
  4. インボックスの黄金ルール:入れたものは定期的に処理し、無制限に溜め込まない

重要なポイント:

  • AI時代においては、分類よりも検索が重要——ノートはフラットに配置し、AIに見つけてもらう方が手動階層管理より効率的
  • システムはシンプルなほど継続しやすい——機能するシンプルな構造は、洗練されていても放棄されたものに勝る
  • インボックスは入り口であり、倉庫ではない——定期的に空にすることでワークフロー全体が機能する